巷でよく聞くサードウェーブコーヒー。
すっかり定着したところもあるようです。
佐賀ではまだまだですが….
そもそもサードウェーブとは第三の波のことです。
ではコーヒーにおける第一・二の波とはなんだったのでしょう?
■ファーストウェーブ:第一の波
1970年代頃までの、大量生産・大量消費のコーヒーの時代。
インスタントコーヒーが生まれるなど、家庭でコーヒーを自分で飲むということが一般化するようになりましたが売れるもんだからたくさん作る。売れて足りなくなるからとにかく作る。品質はおいてけぼりの時代です。
そうやってコーヒーをそこまで美味しくないというイメージができてしまった時代です。
■セカンドウェーブ:第二の波
ファーストウェーブの時代にそこまで美味しいわけではないと思われているコーヒーのイメージを覆しより高品質なコーヒーを提供しよう、という時代です。
この時代の代表格がスターバックス。
エスプレッソを使った様々なアレンジドリンクを一般化していき、シアトル系カフェと呼ばれるものが多く生まれそれに追随するロースターがうまれていきました。
コーヒーは味を重視する時代。でもその中心はブレンドであったりカフェが作る味わいです。
まだまだ、生産地まで目線は広がっていませんでした。
■サードウェーブ:第三の波
セカンドウェーブの代表格がスターバックスなら第三の波の代表格は..
カウンター・カルチャー・コーヒー(ノースカロライナ)
インテリジェンシア・コーヒー・アンド・ティー(シカゴ)
スタンプタウン・コーヒーロースターズ(ポートランド)
でしょうか。
セカンドウェーブと同じく、コーヒーの味を追求する時代ですが大きく違うのはコーヒーの本質への立ち返り。
エスプレッソ系のさまざまなドリンクが支えてきたセカンドウェーブ系のカフェやロースター。
そうではなくて改めてコーヒーの本来の味わい。それはブラックコーヒーを中心に単純にミルクと合わせたもの。
より単純でより分かりやすくコーヒーそのものを追求していくカフェやロースターが生まれていきます。
その単純にコーヒーを追求していくとたどり着くところが”生産地”であり”作り手”であるということです。
サードウェーブ系の特徴
- 生産地が美味しさの理由としてきちんと説明されていること。
- バリスタやロースター。作り手としてプライドと技術を持っていること。
- シングルオリジン(単一農園)が看板メニューとしてあること。
- 焙煎度を売りにしていない。
- コーヒーが主役であること。
とにかくコーヒーが主役の時代になってきました。
コーヒーが素晴らしいこと、おいしいこと。
その背景に生産地があること。農園ごとの取り組みがピックアップされる時代になっています。
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