コーヒーのイメージと歴史のお話。


コーヒーのイメージ。

『私たちはスマホと大人になる初めての人類』
広瀬すずさんのCMで流れていたこのキャッチコピー。
まさに、新時代がやってきたのを伝えてくれる秀逸なコピーライトだと思う。
恐ろしさを覚えるほどの便利さを片手に学び、育つ世代は新時代の担い手だ。そこには後輩も先輩もない。初めての道をゆく辛さと楽しさは他の誰のものでもない。

コーヒーのイメージも時代とともに変化する。

古くはヨーロッパの文化人が集いお酒ではなくコーヒーを酌み交わすことで議論を重ねたそうだ。

大正浪漫の頃に日本でも同じように議論と文化を育む場としてコーヒーは広まった。
そのちょっと前に流行していた牛乳と軽食を提供する場。ミルクホールでもコーヒーが提供されるようになった。
この頃は身分のある男女の交流の場であったり、いっちょうらを着て特別なお出かけの場所でもあった。

戦後高度成長期には純喫茶がやってくる。
ここでも議論は止まらない。
発展する日本社会とともに育つ初めての世代の学生達は社会にあり方についてと恋愛のもつれについて議論した。

この頃のコーヒーはサイフォンで淹れられているイメージが強く同時代を描くちびまる子ちゃんでもまるちゃんのお家に何故かあるサイフォンを囲む場面がある。

オイルショックを挟む頃にUCCの缶コーヒーが登場する。
安さを売りにしたドトールコーヒーも登場してよりコーヒーは日常的になる。
この頃、コーヒーのイメージは缶コーヒーとタバコと仕事だ。
より日常的になったコーヒーは仕事場にも持ち込まれて禁煙、分煙なんてなんのそのな時代にタバコとともに仕事のお供になった。
当時子どもだった僕らにとってコーヒーがある場所はいつもタバコの匂いがした。
だから子どもの頃のコーヒーはどこかせわしなくて。まだそこら中にあった純喫茶のプリンアラモードのための父親の暇つぶしに見えた。

1995年にスターバックスが日本に上陸する。

2000年ごろに全国に広がったスタバはまた、新たにコーヒーをお洒落なアイテムにする。

『プラダを着た悪魔』では新たに生まれたカッコよくてお洒落な女性リーダーのアイコンにもなった。

だから2000年ごろに生まれたスマホ世代にとってコーヒーは素直にお洒落なアイテムなんだと思う。

こうやって振り返ると同世代が意外とコーヒーを飲まなくてスタバはちょっと特別扱いしているのも納得。
本当に若い子達はナチュラルにコーヒーを飲む。

その後にやってきたのが日本の純喫茶に憧れたブルーボトル。
サードウェーブコーヒーとも呼ばれるスタバの次のブーム。
スペシャルティコーヒーを主題としたムーブメントは世界中をあっという間に繋ぐインターネットがコーヒー生産国にも広がったことで今もなお続いている。
みちくさもその担い手の1人だ。

コロナ禍で増えた自宅時間とともにコーヒーの消費量は増え。あわせて進んだテイクアウト文化によってコーヒーはさらに日常的でお店、仕事場、自宅。どこでもいつでも楽しむものになった。

これから大人になっていく子ども達にとってコーヒーはどんなイメージになるんだろう。

想像するだけでもとっても楽しみだ。

親子での来店が多いみちくさはコーヒーのイメージをしらず知らずに積み重ねているのかもしれません。

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